私がトレーナーを務めているITILⓇの研修は、
「サービスとは顧客に価値を提供する手段である」
という言葉からスタートします。
ITサービスマネジメントのグローバルスタンダードであるITILⓇが定義した「サービス」という概念について、どのように受け止めるのか?!
私はこの時点で「サービスマネジメントに対する理解の度合い」が変わってくると考えます。
ですから、プロのトレーナーとして全てのスタートであるこの部分には時間をかけて解説します。
この言葉、私は実に「残酷」だなと受け止めているのです。
「サービスとは顧客に価値を提供する手段である」ということは、つまりは、
「顧客が価値を感じていないものは、サービスではない」
と言い換えることができるからです。
どれだけ夜遅くまで仕事をしても、
どれだけお金をかけても、
どれだけ「お客様のため」と思って仕事をしても、
顧客が「そんなことされても価値は感じねぇな」と思っているのなら、それはサービスではなく、提供者側の自己満足ということになります。
そう考えると、実に残酷な言葉ですね。
でも、この概念をビジネスに対する考え方の中心ととらえておくことで、間違った意志決定を防ぐことも可能となるのです。
全てのサービスの価値を決めるのは「お客様」です。
考えてみたら、実に当たり前のこと。
でも、「自分が提供しているサービスに自信がある」人ほど、その当たり前を見失うことがあります。
「サービスとは顧客に価値を提供する手段である」
ITILⓇが定義しているこの言葉は、ビジネスの基本中の基本に立ち返ることができる、実に素晴らしい概念だなと研修のスタート時にいつも感じています。
ブログ
株式会社エモーションソリューションズ サービス紹介(IT Service Management研修)
<IT Service Management研修>
私は、IT Service Managementのグローバルスタンダード「ITILⓇ」のトレーニングにおいて、初級のFoundationから最上位のMALCまで、全ての指導実績があるプロフェッショナルトレーナーです。

現時点において数社の研修業者様と業務提携を行い、研修講師としてサービスを提供しております。
資格に合格するだけの座学的な内容にとどまらず、技術管理職時代の豊富な経験を踏まえた事例中心の講義は、「資格を取得した後、実際の業務に活かしたい」という受講生の皆様から高い評価を頂戴しており、「認定試験合格率」「講師満足度」双方において全講師中トップクラスのご評価を頂戴しています。
現代社会においてITの有効活用は、企業活動の生命線です。社員教育の一環として研修を行いたい一般企業様からのご依頼も喜んでお受け致します(全国対応可能です)
どうぞお気軽にご相談下さいませ。
【株式会社エモーションソリューションズ】
ホームページ:
http://www.emosol.co.jp
総合受付窓口:
電話 : 03-4405-8219(平日 9:30~17:30)
メール:info@emosol.co.jp
【インストラクターとしての指導経験】
ITIL(R) Foundation/Intermediate/MALC全てのTrainerライセンスを取得。IT Service Managementの基礎からExpert育成まで、累計1,000名以上に指導。その他、プロジェクトマネジメントやセルフブランディングなど。各クライアントの要望に沿った人材育成計画のコンサルティングや、オリジナルの研修コンテンツも開発
【所持資格】
・ITIL(R) Foundation/ITIL(R) Expert/EXIN社認定ITIL(R) Trainer
※その他、情報処理やベンダー系などの資格を20種以上取得
「株式会社エモーションソリューションズ」のビジョンについて

現在のビジネスシーンにおける人材育成は、大きな岐路にたっているものと考えています。
その大きな要因は、高度デジタル化社会の到来です。
クラウド・IoT・人工知能などに代表されるIT技術により、企業活動を行うためのインフラは急速な発展を遂げました。そして、その流れは更に加速していくことでしょう。
ですが、いくら働く環境が充実したところで、それが企業の競争力強化に直接結びつくわけではありません。
また、高度情報化社会は便利さを与える一方、「人間にしか行えない仕事」以外はITが代替してしまう時代が到来することも意味します。
このような環境に対応していくためには、今までとは異なる考え方を用いて人材育成に取り組む必要があります。「知識・技能」をいくら身につけてもらったところで、それだけではITに負けてしまいます。
また、各企業の人材が独自に持っている「感情の解決」が伴わなければ、本当の意味で企業のチーム力向上は果たせません。価値観が多様化している現代において、「とりあえず、いいからやれ」は通用しないのです。
では、どのようにアプローチすべきなのでしょうか。
弊社では、「かしこさ」と「おもしろさ」という二つのキーワードに着目し、全く異なる人材育成アプローチを行っていきます。
我々の定義における「かしこさ」とは、「学校の勉強ができること」ではありません。「おもしろさ」とは、「話が上手くて笑いがとれること」ではありません。
この二つの要素を真に身につけている方こそが「次世代型のリーダー」となり、様々な感情、つまりは価値観を結びつけ、新たな価値を世の中に展開していく中心になると弊社では考えています。
そのような方を一人でも多く世の中に生み出していく。それが弊社のビジョンです。
各企業の教育担当の皆様、弊社にはアイデアがあります。是非、お気軽にご相談下さいませ。
【株式会社エモーションソリューションズ】
ホームページ:
http://www.emosol.co.jp
総合受付窓口:
電話 : 03-4405-8219(平日 9:30~17:30)
メール:info@emosol.co.jp
私の考え方を変えた「ベストプラクティス」
「ITIL Foundation」の研修講師を担当した時、常に受講生の皆様へ伝えているのですが、決して大げさでもなく、ITILの勉強を通じて「人生そのものに対する考え方が変わった!」と感じたベストプラクティスが2つあります。
「DIKWモデル」と、「実施/継続的サービス改善のアプローチ」です。
これらが持つ価値を「試験対策」的な感じでさらっと流すのはもったいない。いつも、このページになると10分以上は熱く語ってしまいます。
この2つ、実はITとか全然関係ありません。どんな業界でも応用が利く概念だと確信しています。
先日、私の「セルフブランディングセミナー」を通じて少しだけエッセンスをお伝えしたのですが、受講生の皆様からとても好評でした。
実にシンプルな概念。でも、知らないともったいない。
サービスマネジメントの世界を、もっともっと世に広げたいですね。
もうそろそろ「NGBSの提案書が必要だな」と。
半年前から始動した、
「次世代型ビジネススクール(NGBS)」
の活動が、お陰様で一気に伸びてきました。
(NGBSの詳細については、私が代表を務めている株式会社エモーションソリューションズのホームページにて)
その状況を受け、もうそろそろ「提案書を作らないといけないなぁ」と強く感じております。
別にサボっていたつもりもないですが、仕事は優先度が大事。山ほどあるタスクの中、それをしなくてもステータスが前に進むのであれば後回し。
まぁ、提案書も無いまま仕事を進めてきたというのも実に豪腕な感じですが、もうそろそろ限界かなと。
「やるべき」だと強く感じたってことは、それに対する明確な需要が生まれたという点を確信したということ。
一歩ずつ、前進ですな。